GeForcesの新世代2000番台シリーズのRTX2060が発表されました。気になる性能などを調べてみました。
性能は1070Tiよりちょっと高い
GTX1060の後継ではありますが、各所のベンチマーク計測の性能を見る限り、ビデオメモリは6GBになったのですが、性能的にはGTX1070Tiをほんのちょっと上回る形です。
ついでにレイトレーシング機能が追加されたので、レイトレーシングによる映像の美しさを体験することができます。
しかし、レイトレーシング機能を使うと、PCゲーム上では処理に負荷がかかるため、フレームレートなどはGTX1060クラスにまで下がります。レイトレーシング機能を使用しなければGTX1070Tiクラスの性能が出せるといった状況のようです。
値段もGTX1070Tiクラス
海外での値段がだいたい349ドルということで、日本では5万円近辺といった値段になります。現在GTX1070Tiもそれくらいの金額なので、大体性能的にも値段的にも同等です。
GTX1060（VRAM6GB)あたりは3万円近辺の値段になっているので、GTX1060の後継と見ると、値段はとても高く感じてしまいます。性能を見れば価格と見合っていますが、ビデオメモリの性能は上がっていますが、ビデオメモリ容量は下がっているので、購入に踏み切るかは微妙な物になりそうです。
価格が落ち着けば購入も視野に
既にGTX1070Tiクラスのグラフィックボードを搭載していたら不要だと思いますが、GTX1060クラス以下のグラフィックボードを搭載しているのでしたら、交換品として購入しても良いかもしれません。
個人的な感想としては、性能的にはもうちょっと欲しいところなので、どうせ購入するならRTX2080かRTX2080Tiを搭載したゲーミングPCが良いと思います。
RTX2000番台の価格上昇
RTX2000番台の性能の向上は確かに素晴らしいですが、いかんせん価格の上昇幅が性能の上昇幅より格段に上がっているので、今のところ手が出せません。
私がGTX900番台や700番台のグラフィックボードを搭載しているのであれば、RTX2000番台に買い替えも視野にあったかと思いますが、現状GTX1060（VRAM6GB)でそれほど困っていないところが微妙なところです。
RTX2080Ti搭載のゲーミングPCがあと数万安くなれば購入したいとも思いますが、2倍近い値段のアップの割に、性能は30％～40%というのは、ちょっと割に合わないと思ってしまいます。
レイトレーシング機能やDLSS機能は試してみたいとは思いますが、ゲームにとって『グラフィックの美しさ＝満足度』だけが全てではありません。
RTX2060を買うのでしたら、もうちょっと価格が落ち着くまでは手が出せないというのが個人的な見解です。
まとめ
RTX2060の性能は、ミドルスペックの中では高いもの、おおよそハイスペッククラスになります。しかしお値段もハイスペッククラスなので、お得感はありません。
GTX700番台か900番台からの買い替えでしたら満足度は高そうですが、1000番台からの買い替えは微妙なところだと思います。
レイトレーシングやDLSSに興味が無いのでしたら、今後出てくるであろうRTX2050の性能にも着目しつつGTX1060（VRAM6GB）のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCか、別途GTX1060（VRAM6GB）のグラフィックボードを購入を検討した方がコスパが良いと感じます。
RTX2060を購入した人にはRTXシリーズ購入において『バトルフィールドV』または『Anthem』のゲームキーが貰えるキャンペーンなども行われているようですので、この2つのゲームが欲しい人でRTX2060が欲しい人はお得かもしれません。
