GeForcesの新世代2000番台シリーズのRTX2070が発売されました。気になる性能と価格などを調べてみました。
値段はお高め
2000番台のグラフィックボードの大きな特徴としてRT（レイトレーシング）が挙げられます。これは光の計算処理をして、水面や金属等に反射するような映像表現を豊かにするものです。
さらにDLSSというアンチエイリアシングの処理を高速化する技術が使われております。この機能が追加されたことで、より高精細なグラフィック処理が可能になっております。
しかし、この機能が追加されたことによって、RTX2000番台のお値段はどれもかなり高い値段になっていると思います。今回発売されたRTX2070も幅はあれど7万円～9万円以上の値段になっています。
性能はどの程度？
RTX2070の性能はVRAM8GB（GDDR6）、CUDAコア数2304、メモリ速度16Gbpsとなっております。GTX1070と比較するとまずメモリがGDDR5からグレードアップしておりますので処理速度は上がっております。
しかし、性能の向上以上に値段の向上も飛躍的です。TX1070が現在5万円近辺で購入できてしまうことを考えると、1.5倍近い値段で1.5倍の性能を得るか？というと難しいところです。
また、GTX1080やGTX1080Tiとの性能比較になりますが、現在GTX1080の価格が7万円程度、GTX1080Tiの価格が9万円程度となっております。
海外サイトPC GAMERのレビューを参考にすると、GTX1080を超える性能を持っていいますがGTX1080Ti以下の性能となっているようです。
価格帯を考えればある意味順当な性能と言えば順当な性能ですが、低価格帯のGTX1080Tiを買った方が良いのでは？という考えも浮かばなくもありません。
価格が落ち着けば購入もアリ
RTX2070は発売されたばかりのグラフィックボードです。発売当初はご祝儀価格と言ってもいいので、今後価格が落ち着いてからの購入で良いかと思います。
性能の大幅に上がったRTX2080Tiでしたら、未体験のゾーンに踏み込みたいという欲がありますが、RTX2070の性能であればRT（レイトレーシング）もまだ主流ではない今から購入する必要も無いかと思います。
いずれ価格も落ち着いてくるでしょうから、慌てて買うようなグラフィックボードではないというのが個人的見解です。
まとめ
GTX1080Ti以下の性能ということであれば、4K画質で高フレームレートを期待するのも難しいと思います。FHD画質でレイトレーシングを味わいつつDLSS機能の恩恵を授かるということをメリットに感じるなら、価格帯的には手が出しやすいかもしれません。
もう少し値段が落ち着けば、RTXシリーズの中では4Kを考慮しなければ、購入しやすく性能の高いグラフィックボードと言えるでしょう。
私の様に格闘ゲームやアクションゲーム重視で、FHD画質で高フレームレート重視であれば、GTX1080TiかRTX2070の購入で迷うところになると思います。
最近GTX1080Tiを購入しようかと思っておりましたが、RTX2070の価格が安定するかRTX2070Tiの登場まで待ってみようかとも思います。
