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SDカードの新規格『SDUC』が発表!最大128TBでPCの記憶媒体はどうなる?

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SDカードも大容量になってきて、最近では64GBのSDカードが数千円で購入できるなど、消費者としては嬉しい状況です。

大容量SDカードが当たり前になってくるなか、2TBまでの規格であったSDXCから、更に上の容量の規格であるSDUCという規格が発表されました。

最大128TBという大容量規格

128TBという、もうこれ以上の規格は数年出てこないだろう?という容量が発表されました。HDDだって16TBの世界ですから、もう規格を変えることに匙を投げたのでは?と個人的に思います。

だいたいそんな容量が必要なのか?ということすらわかりかねますが、今後8K画質が当たり前になる頃には必要になってくるのかもしれません。

なにせ過去には、フロッピーからCDになった時代でも革新的だったのに、今やBDですら容量が少なく感じHDDやSSDといった記憶媒体が当たり前になってきております。

SDカードも一時期重宝されましたが、今ではデータのやりとりはネット回線を通じてやりとりした方が良いくらいですから。技術の革新にはいつも驚かされます。

そんな時代を先取りして、SDUCというSDカードの新規格は最大128TBという大容量です。128TBを使い切る頃には、別の規格や通信手段が生み出されていそうな気がしますが途方も無い数字だと思います。

128TBあったら、PCゲームが何本入ってしまうだろうか?とも考えますが、128TBが発売される頃には、ゲーム1本の容量も、もしかしたら1TBになっているかもしれません(笑)

現状外付けHDDでも4TBあたり所有していれば十分だと思うので、4TBの外付けHDDが32台あれば128TBと考えると、4TBのHDDが1本1万円として最低でも32万円ですね。しかし、SDカードだからもっと高いでしょう。

大容量SDカードの使い道は?

今回発表されたSDUCカードは、PCIe 3.0を使用して転送速度を早くする方式もとられており、既に『SDカード?』と思うような規格になってきております。

大容量のSDカードで何をするのか?というと、やはり8K画質のビデオ撮影や、高解像度のカメラ撮影などに使われるのではないかと思います。

私としては、カメラ趣味があるので、この転送方式がカメラ内部でも行なわれて、野鳥撮影などで最大連射してもバッファが詰まらず、数秒間くらい連射し続けられるのでしたら最高です。

スマホの連射機能もありますが、スマホは基本的に解像度が低いので、写真を引き伸ばすと荒くなります。しかし一眼レフカメラやミラーレスカメラはフルサイズという規格であれば、非常に高い解像度で野鳥の羽毛まできめ細かく撮影されるのです。

そういった高精細な写真の連射はすぐにカメラ本体とSDカード内のデータ書き込み詰まってしまい、肝心なところで一瞬を逃してしまいますが、このSDUCカードのデータ転送速度がカメラ内でも採用されたら嬉しいです。

そして、一眼レフやミラーレスカメラで撮影した写真の容量はとても大きいので、PCにデータ転送するとなると非常に時間がかかります。100枚以上撮ろうものなら数十分かけてPC内部に転送するなんてことも少なくありません。

しかし、SDUCの最高規格であれば、高速なデータ転送ができるので、PCで写真を現像するユーザーにとってはとても嬉しいことだと思います。

話が長くなってしまいましたが、大容量SDカードは映像関連を扱うユーザーには重宝されそうだと思います。ドローン本体にSDUCカードを入れて空撮なんていうのも捗りそうです。

楽しみだが保存用には適していなさそう

SDカードはHDDやSSDと比較して、個人的な体感ですがデータが壊れていることが多い気がします。そうなると大容量SDカードで長期間データ保存をするという行為は適していないかもしれません。

あくまでデータの保存は、PC上でHDDやSSDを使って、更にバックアップを取ることが必要になってくると思います。HDDやSSDに変わる記憶媒体が今後出てくるかは謎ではありますが、大容量SDカードが発売しても、最終的にデータを保存・管理する場所にはPCはまだまだ欠かせないものになると個人的に思いました。