最近、近隣のPCやスマホのトラブル解決にお呼ばれすることが多くなってきたので、色々とうけた相談で学んだことを書いていきます。
どちらかというと、メーカーの方に気にして貰いたい話題です。
高齢化社会に向けてメーカーにやって欲しいこと
説明書の文字が小さい
PCやスマホの説明書ですが、とにかく文字が小さいです。これから高齢化社会です。老眼の人が多くなっていきますので、できるだけ説明書の文字が見やすく、写真つきにしていくべきでしょう。
先日購入した『ガレリアMV』も、絵解き付きで見やすかったのですが、若者には良いですが、高齢者には辛いのでは?と感じました。
そろそろファミコン世代もアラフォーを超えてアラフィフになってくるのではないかと思いますので、ゲーミングPCの説明書も高齢者向けにするべきだと思いました。
ネットありきの説明を失くす
ペーパーレス化の時代ではありますが、高齢者はスマホもタブレットも使いこなせておりません。説明書の続きはWEBでという状態が多く、説明不足のものも多いです。
説明書で専門用語を使っている場合も多く、私が相談を受けた方のほとんどは『説明書が何を言っているかわからない』ということが多かったです。
わかる人がわかる人に説明するという、初心者お断りの状況でした。これだけ敷居を上げてしまうと、これから増える高齢者に対して優しく無いと思えました。
まずインターネットからして敷居が高いことを知るべきだと思います。
電話受付の音声ガイダンスの説明がわかりづらい
最近はクレーマー避けなのか、音声ガイダンスで〇〇の場合は1番を□□の場合は2番を~という入力が多く、しかも〇〇の場合と□□の場合の違いが高齢者にはわかりづらい状況です。
先日は、私が変わって電話受付まで電話するケースがありました。わかっている人には簡単ですが、わかっていない人は音声ガイダンスすら敷居が高い状況です。
こんな状況では、PCやスマホに手を出したい、欲しいという気持ちが湧かないのではないかと思いました。
たらい回しが多い
サポートの連絡先は、委託先なのかもしれませんが、とにかくその件は〇〇に~、そして〇〇に電話したら□□に~と、私も思わず『結局どこやねん!』って叫びたくなる対応をされることがありました。
まぁ怒っても仕方ないので、事情を話して『面倒だから直接つなげられる?』と対応してもらうこともありました。
流石にたらい回しが続くと、イライラしていなくともイライラしてしまうと思います。『待たせる』というだけでも高齢者には辛いと思います。
わかる人だけ向けの対応にしない
とにかく思ったことは『わかる人向けにしか対応していない』ということです。だいたい高齢者の方は『質問したいけど、どう質問して良いかわからない』という事が今回色々な相談をうけて思い知ったことです。
確かに知らない人にとっては、結局『何でこのPCは動かないの?』ということすらわかりません。更に相談する先すらわからない状況です。
今回私が何件か解決させてもらいましたが、身近にPCに詳しい人が居ない人は詰んでしまうと思います。中には私に聞くまでPC買っても何もできる1年近くPCを置物にしていた人もおりました。
大手家電量販店でなんとなくPCやスマホを購入した人にこういった相談をうけることが多かったので、サポートが行き届いているBTOメーカーも、もうちょっと街で存在感があると良いなと思いました。
Cやスマホが『敷居が高い、手を出しにくいもの』になってしまわないためにも、もうちょっと説明書からしてわかりやすい物になっていってほしいと思います。