私も先日まで無頓着だったのですが、友人が購入したPCのOSが『Windows 10 S』だったらしく色々と相談を受けたので、経験則で書いてみたいと思います。
『Windows 10 S』って何?
私自身も触れるのは初めてでした。そもそも『Windows 10 S』を搭載するようなPCを購入することが無いので、知らないでも良いか・・・と思っていた次第です。
しかし、身近に購入してしまった人が現れた上に、相談を受けたので知らざるを得ません。ということで調べてみました。
どうやら『Windows 10 S』は『Windows 10 Pro』をよりパフォーマンス能力を向上させて、セキュリティに特化させたOSとなっております。
その情報だけ聞くと、『Windows 10 S』って優れたOSなのでは?と思うかもしれませんが、メリットとデメリットはあるので、注意が必要です。
『Windows 10 S』のメリットとデメリット
『Windows 10 S』のメリット
- 起動や動作が早い
- ほぼ『Windows 10 Pro』と同機能
- セキュリティが強化されている
『Windows 10 S』のメリット
- Windowsストアのアプリしか使えない
- ブラウザはMicrosoft Edgeしか使えない
- 検索もBingしか使えない
メリットとデメリットを3つずつ紹介しましたが、ハッキリと言ってしまうと、デメリットがキツすぎて『Windows 10 S』を使う理由があまり見出せません。
まず、『Windowsストアのアプリしか使えない』は仕事や趣味において様々な利用をしたいPCの機能を制限しすぎてしまいます。フリーソフトも使えないようでは、いくらセキュリティ面が強化されていても使い物にならなければ意味がありません。
次点ブラウザがEdge限定で検索がBingに制限されてしまうことです。セキュリティを強化したいから、マイクロソフトがオススメするもの以外は使わないでください。という仕様なので、ココに耐えられる人以外は『Windows 10 S』を使い続けるのは至難の業だと思います。
『Windows 10 S』は『Windows 10 Pro』へアップグレード可能
『Windows 10 S』を搭載しているPCは有料もしくは無償で『Windows 10 Pro』へアップグレード可能です。
今回、友人から相談を受けた内容は、『新しいPC(サーフェイス)を買ったんだけどアプリが入れられなくて困ってる』でした。
調べた結果、『Windows 10 S』を搭載しているサーフェイスには、他のアプリが入れられないことがわかったので、『Windows 10 Pro』へアップグレードしても良いか?と確認しました。
幸い友人のPCでは『Windows 10 Pro』へのアップグレードは無償で行なえたようなので、早速『Windows 10 Pro』へアップグレードしました。所要時間は5分もかかりませんでした。
その後、友人の使いたいソフトなどをインストールし、無事起動を確認できて、今回の相談は解決をしました。
まとめ
『Windows 10 S』は一般的には使い辛いということが、今回調べてわかりました。流石にマイクロソフトの認めるアプリだけでは、PCを使用するにあたって限界が出てきてしまいます。
あくまでセキュリティ面を強化して、学校内や法人内などで限定的に使うところでは需要があるかもしれませんが、Windowsストアのアプリのみ縛りは無理があると感じます。
もし『Windows 10 S』を搭載したPCを購入して使い勝手が悪いと感じたら『Windows 10 Pro』へのアップグレードが無償で行なえるか調べてみると良いでしょう。