以前、納得のいく課金要素について考察してみましたが、久々に課金について興味深い意見があったので記事にしてみます。
課金をすれば対価があって当然
私はゲームの課金について、お金を支払うのだから何か対価があって当然だと思います。お金を支払うからには『満足』が何かしら得られて当然の行為だと思います。
そして、私が今回記事を書くことになったきっかけになったのは、スマートフォンゲームのレビューからです。
そのレビューには『記念ガチャを引けるのは課金した人だけで、記念なんだから無課金者にも記念ガチャを引けるようにして欲しい。課金者だけレアがもらえるのはズルい。とにかく課金ばかりさせるようなゲーム性が酷い。』というものでした。
前述したとおり、お金を支払うからには何か対価が無ければいけません。私はその対価が記念ガチャだったとしてもそれは『アリ』だと思います。
ゲームを制作する会社だって、奉仕でゲームを作成しているわけではありません。無料で遊べるだけでありがたいのに、更に課金要素まで無料奉仕する必要は個人的には全く無いと思います。
私は個人的にガチャ要素自体が好きではありません。ギャンブル性の高いものにお金を支払うのは基本的に好きではないので、余裕があればガチャ課金もしますが、1回ガチャ課金するくらいだったら、PCのインディーズゲーム1本購入してしまいます。欲しいものが出るまでガチャ課金するなんてことを考えたらフルプライスゲームを1本購入してしまいます。
札束での殴り合いになるゲーム性で無ければ課金有利もアリ
日本のスマホゲームはとくに射幸心を煽るゲームが多いと思います。わずか数%の確立のキャラクターを引けるかどうか？ということがメインになっているように見えます。
私はそういったゲームは好きではなく、ゲームは攻略をしたり未体験な感覚を味わったりするためにゲームをプレイしております。
基本的にレアリティの高いものが出ても『へぇ、レアなんだねぇ』程度です。古い話ですが『ウィザードリィ』で『ムラマサ』を手に入れても、なんか強い武器を手に入れてしまったらしいという程度でした。
嬉しいことは嬉しいですが、レアリティの高いものを出すために何度も同じ作業をしたりするのは基本的に好きではなく、出たらラッキー程度の感覚です。
最強装備というのはある意味入手してしまうと、ゲームバランスが崩れてしまい、達成感が下がってしまう感覚も大きいと私は思います。
『俺TUEE』がしたいのであれば、最初からそういったゲームをすれば良いのではないのか？と思ってしまいます。レアリティの高いキャラクターを入手することでゲーム難易度が下がるゲームも楽しいとも感じません。
また対戦ゲームで、レアキャラ入手前提でのゲームバランスになってしまっているゲームもやる気がおきません。そんなことにならないのであれば、ゲーム内課金も十分受け入れられる要素だと思います。
羨ましい→ズルいになってしまう考え方
私は羨ましいと思うことはありますが、その羨ましいが変換してしまってズルいという感覚になることはおかしなことだなと思っております。
とくに課金した人だけが恩恵を得られるのはズルいという考えば個人的に意味がわからないと思っております。上記のとおり課金したのだから対価があって当然です。
私の勘違いでなければ『飲食店でお金を支払った人だけご飯を食べられてズルい』なんて言う人がいるでしょうか？『商店街で行っている●円以上の人が貰える感謝際のくじ引き券を貰えるのはお金を支払った人だけというのはズルい』なんて言う人がいるでしょうか？
課金は、ゲーム開発会社にとって『売上』を出すツールの一つです。その課金要素に気に入らなければそのゲームをプレイする必要は無いと思います。ゲームをやってあげているというのは傲慢だとも考えますし、課金していない無課金ユーザーが課金ユーザーと同じ要素というのも何か違うと思います。
私は前述のとおりガチャ課金のゲームは好きではありません。しかし、課金ガチャの存在も否定もしません。そういった要素が好きな人もいらっしゃりますし、お金の使い道は人それぞれです。周囲の方に迷惑をかけない課金であれば良いと思います。
課金をしている人を羨む気持ちもわかりますが、課金しないのであれば、課金しないなりの楽しみ方で良いと思いますし、羨むくらいなら課金してしまった方が良いと思います。
課金できない状況なのでしたら、それはそれと割り切るべきです。一時期の衝動なんて3カ月もすれば忘れてしまうと思います。
買い切りの方が満足度は高い
個人的な意見ですが、課金で満足を得られるかどうかわからないことでイライラするくらいなら、500円で一回のガチャをするくらいなら、五千円～一万円でPCゲーム1本購入した方が長く楽しめると思ってしまいます。
今回レビューを見て、単なる暇つぶしであったはずの基本無料ゲームのガチャ課金で『羨ましい→ズルい』なんて考えてしまうストレスを得てしまうのは勿体ないなと思いました。
