普段から活躍してくれるCPUやGPUや電源の冷却ファンですが、高い負荷がかかっている際には回転数が多くなり、音が大きくなります。
しかし、ファンが回転しているときに異音がすることがあります。一体どんな原因で、そんなことが起こってしまうのでしょうか?
ファンから異音がする原因と対処方法
ファンにホコリやゴミが付着する
長期にわたって使っていて、清掃をしていないとファンにホコリやゴミが付着してしまい、ファンにこびりついたゴミなどが、本体などに干渉して異音を放つ場合があります。
対処方法は、ファンの清掃をすることです。湿気のある時期、静電気のある時期はとくにホコリやゴミなどが付着しやすくなります。乾燥した冬、湿気のある露の時期~台風のある時期などはコマメに清掃を心がけましょう。
ファンの軸がゆるんだり羽が変形したりする
CPUも長期間使用していると、軸などがゆるみ、羽なども変形する場合も考えられます。こういったことが原因で、ファンから異音がする場合があります。
新しいファンに交換するのが一番手っ取り早いですが、変形などは直せるようでしたら、直してしまいましょう。
コイル鳴きで高い異音がする
キィイーーンという高い異音がする場合は、コイル鳴きという症状が出ていると考えられます。最近のグラフィックボードなどでは少ないですが、高い負荷がかかったグラフィックボードで起こりやすいです。
高い負荷をかけすぎない・・・という対応が一番ですが、高い負荷のかかるゲームなどをしていたら、設定でフレームレートを落とす、グラフィックを落とすなどをしてみてください。音がしなくなるまで設定を下げてみると良いでしょう。
ファンをコントロールソフトなどを導入して回転数を落とし対策してみる
なるべくファンの音などを下げたいということであれば、ファンコントロールソフト(SpeedFan)などで、回転数を落としてみると異音が減るかもしれません。
しかし、回転数が下がっているということは、それだけ排熱効率が落ちるということです。温度管理できるソフト(HWMonitor)を使って、温度管理もした方が良いでしょう。
とにかく異音がしたら放置せずに、上記の対処方法を行ってみましょう。どうしても直らない場合は修理に出しましょう。