先日Cora Xシリーズである、Core i9 7900XそしてCore i7 7800Xと7820Xが発売されてCPUソケットがLGA2066(Socket R4)に切り替わりました。
ソケットが変更されるとなると、チップセットも変更となります。新チップセットはX299となり、このX299を搭載したマザーボードを購入する必要があります。
X299の性能については、intelのホームページ(http://ark.intel.com/ja/products/122941/Intel-X299-Chipset)にて数値を見ながら確認をしたいと思います。
気になるX299の性能は?
以前書きました、記事でZ270, H270, B250の違いを比較しましたが今回はZ270とX299を比較したいと思います。
まずX299ですがPCI Express 3.0が最大24レーンです。レーン数はデータの通り道なので、このレーン数が多いほどデータ転送容量が多いということになります。しかし、Z270も最大24レーン対応です。大きな違いはありません。
その他の対応する性能もおおよそ変化がありません。大きな違いはCPUとソケットの対応が変ったことであります。
X299が変ったところを、わかるところでピックアップしますとSATA 6.0 Gb/s ポートの最大数が8になった。(Z270は最大6です。)
実機で試さず数字上で見た場合こうして見るとチップセットによる大幅な性能アップは感じられないように見受けられます。
X299チップセット搭載のマザーボードの値段は?
X299搭載のマザーボードの価格を見てみると、安価なもので4万円前後、高価なもので7万円近いものとなっております。
CPUだけでも高価なのに、マザーボードもかなり高価な品物となっております。これは中々手が出ないパーツになりそうです。
買い替えで新たにDDR4メモリも買いなおしとなると結構な出費になりそうです。BTOショップでの出来合いのX299搭載のPCを見てもかなり値段が高価であることが伺えます。参考にドスパラのPCを見てみたいと思います。
ドスパラ raytrek-V XF-X
こちらはi7 7800X搭載でメモリ32GB、GPUはGTX1070搭載のPCです。価格も25万円と結構な値段です。
ドスパラ GALLERIA VZ-X
40万円近いPCですが、i9 7900Xを搭載し、メモリは32GB、そしてGPUはGTX1080Tiを搭載しているので、ハイエンド中のハイエンドゲーミングPCとして購入する方にはうってつけだとも思います。
このチップセットを搭載したPCはやはり高価であることが伺えます。ハイスペック嗜好の人が購入するものなので、値段も早々には下がらないのでは?と考えるか、逆に誰も買わなくて値下がりする未来も見えなくもありません。
チップセットとしては、あまり劇的な変化は見られず、Sky Lake Xの性能ありきのチップセットであると思います。CPUに魅力を感じられなければチップセット単体で大きな魅力を感じられるものではないような気がします。