2D横スクロールアクションパズルゲームNihilumbraをプレイしてみました。
Nihilumbraってどんなゲーム?
虚無の世界から生まれた主人公を操り、5色のカラーから生み出される特殊能力を駆使して、ステージをクリアしていきます。
最初はジャンプしかできなかった主人公はまず水色を取得し、氷の能力を得ます。氷は摩擦を減らし、主人公にはダッシュと加速を、重い障害物を動かせるようにすることができます。
敵には氷で滑るように仕向け、崖などから落とすということもできます。次に緑色の色彩を手に入れ、緑色は地面をトランポリンのようにします。通常では行けないようなところに行けるようになります。
また敵の弾丸を反射させて敵を同士討ちさせるなど可能となります。こういったカラーによる特殊能力を得て、そのカラーを床や壁などに使うことによりステージをクリアしていくゲームです。
Nihilumbraをプレイするには?
CPUは1.6Ghz以上、メモリ2GB以上、ストレージ3GB以上の空き容量が必要となります。
Nihilumbraの良いところ、悪いところ
Nihilumbraの良いところ
- 不思議な世界観
- パズルが解けたときの達成感
Nihilumbraの悪いところ
- 強制スクロールのステージは初見殺しがあり苦痛
- カラーパレットの変更に時間がかかるため後半の色を多様するステージは面倒
- マウスとキーボード操作のみ
- アクションがシビアなので爽快感が少ない
総合感想
2D横スクロールアクションパズルゲームですが、インディーズゲームによくある歯ごたえを前面に押しすぎて、爽快感が足りないゲーム性が見えます。
良いゲームは難しい中に達成感と爽快感の充実度が大きいと思いますが、このゲームは序盤こそ達成感を得られますが、後半になるにつれて奥歯を噛み締めるような初見殺しギミックが見られるようになります。
もうちょっとカラーパレットがサクサクと変更できるのなら良かったのですが、いちいちマウスでパレットをクリック、色を選んで・・・とモタモタしてるうちに、やられてしまう場面も多いです。
ここさえしっかりしていれば、一気に爽快感を増せるのに、非常に勿体無いゲームだと思います。画面切り替えによる初見殺しなども多いので、チェックポイントも微妙な位置にあるので、リトライがもどかしくなる場面もあります。
色々と勿体無い作品です。これらが整っていたら一気に化けるゲームだと思います。パズル要素はとても面白いと思いますし『なるほどな!』となる部分もあるので、先ほど挙げた点があまり気にならない人でしたら、かなり楽しめる作品だと思います。
ステージ中、終始語り部が話しかけてくるので、虚無から生まれた割には、寂しい存在ではない状態です。かなりお節介な語り部なので、序盤はウザイと思って聞いてましたが、段々と愛着が湧いてきてしまいました。
ソロでもある意味寂しくないゲームであると思えます。定価では勿体無いと思うので、セール中に購入するのが良いゲームだと思います。