昔はパソコンゲームやパソコンソフトと言えば、フロッピーディスクや光学メディア(CDやDVD)にて購入が当たり前でした。
本は分厚い書籍、音楽は古くはレコードからCDへ、ゲームはゲームカセットから光学メディア(CDやDVD)にての購入が当たり前でした。(コンシューマーにいたっては今も主流ですね)
パソコンソフトなどは、5.2インチのフロッピーディスクなどが大きかった名残なのか、パッケージが異様に豪華で大きかった思い出があります。
しかし、今の時代、インターネットによるデータ通信量が大きくなり、ゲームもソフトも映像や音楽などの様々なコンテンツがダウンロードやネットでの配信などが当たり前の時代になってまいりました。
パッケージレスになった利点
ゴミが出ない
パソコンのソフトなどは、とくにパッケージも大きかったので、これは大きな利点です。
綺麗に取って置く人もいるかと思いますが、余程でない限りは不要になることが大きいと思います。
紛失するということが無くなった
ソフトによってはIDやパスワードが必要になりますが、基本的にオンラインに保存されているソフト(とくにドライバなど)はメーカーHPより簡単にダウンロードできるので、手元にメディア保存する必要が無くなっています。
手持ちのソフトが増えた場合、パソコンを買いかる、リカバリなどをする場合に手持ちのソフトをインストールしなおす場合に、いちいちメディアを突っ込むのが面倒なことが多々ありました。
しかし、今現在であれば、メーカーHPから簡単にダウンロードできるようになったので、いちいちメディアを入れ替える手間もありません。
一覧で表示されるため同じものを買うことが少ない
あまり使わないコンテンツですとダブって買う可能性もありますが、検索することで、所有しているかどうかがすぐにわかります。
なかなか続刊が出ない書籍ですと、間違えて同じものを2冊購入してしまう。なんてことを私はやっていたのですが、電子書籍管理にしてからなくなりました。
パッケージレスになり発生した欠点
インターネットありきになっている
今現在ネットワークに繋いでない人はかなり少ないのですが、それでもオンラインに繋げたくない重要なデータが入ったパソコンなどに新たにソフトを追加したいなどということがあれば、一度他のパソコンでダウンロードしたプログラムはメディアを介すなどの処置が必要です。
とにかくインターネットに繋げないと、手に入らないソフトがあり、ネットを繋ぐためにネットが必用になるという矛盾が生まれている場合があります。
売却などができない
形の無いデータになってしまうため、リサイクルはできません。昔はパソコンゲームもプレイがし終わったら中古に売りに出すなんてことができましたが、ダウンロード販売のゲームではそれは不可能になりました。
所有感が薄い
昔はソフトがズラーっと本棚や机いっぱいに広がっておりましたが、そういった事もなくなります。
とくに、ゲームソフトや楽曲などは、文字列でズラーっと並ぶだけとなり。たまにあれ?こんなソフト買っていたっけ?ということもありました。
パッケージがあることによる満足感や所有感が無くなったことにより発生することかな?と思います。
仕事が無くなる会社が増える
消費者が気にする事ではないのですが、印刷業界などはダメージが大きそうです。書籍に至っては紙の本の販売本数が売れているかどうかの目安に今でもなっているようで、電子書籍はあまりカウントされないようです。
音楽方面はよくわかりませんが、今でも複数購入されるCDの枚数がカウントされるあたり、色々事情がありそうです。
今後はもっと電子メディアが普及すると思います。
私も昔は、本は紙じゃないと、音楽はCDじゃないと、ゲームソフトはパッケージじゃないと、なんて思っていたのですが、今はもう本も電子書籍、音楽はiTunes、ゲームソフトはSteamで、となっております。
パソコン、タブレット、スマートフォンといった便利な電子機器が安価で購入できる時代になった今、使うまでは抵抗があっても、人間慣れてしまうと便利なものに移ってしまうものだな。としみじみ感じております。